■様々な保育施設形態

2014/09/29

■様々な保育施設形態(認可保育所・認可外保育所・認証保育所の違い)

認可保育所とは
「認可保育所」とは、児童福祉法(第35条第3項)に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ・保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして、都道府県知事に認可された設備です。
市町村が運営する、公立保育所と社会福祉法人などが運営する民間保育所(私立)がありますが、認可保育所は公費により運営されているため、保育料は比較的に安くなっています。ただし、保育時間の延長や一時保育などのサービスは、規定に従って運営されるため、個々のニーズに応えていない面があります。
原則として、認可保育所は、その市区町村に在住、在勤、在学の人が利用できます。

認可外保育所とは
「認可外保育所」は園庭の広さなどさまざまな設置基準の関係で、国の認可を受けていない保育施設のことです。(認証保育所も認可外保育所の一部になります。)都道府県に申請をして保育士の人数、保育面積、設備等で一定の基準を満たしている必要があります。ベビーホテルや深夜に開かれている保育施設なども含まれます。また、病院・企業等や官庁・大学がその職員専用や学生専用に開設している保育施設も認可外保育所になります。病院内保育所や事業所内保育所は近年ますますニーズが高まっており、看護師や従業員に対する就労支援という福利厚生施設の役割を担っています。


認証保育園」とは
「認可保育所」「認可外保育所」というのは国が定めた基準です。 それに対して、「認証保育所」は東京都独自の制度です。従来の認可保育所は設置基準から大都市では設置が困難で、また0歳児保育を行わない保育所があるなど、都民の保育ニーズに必ずしも応えられなかったため、東京都は独自の基準を設置し、都と区が補助しています。
原則13時間以上開所しており、0歳から入所出来ます。駅前に設置することを基本としたA型と、保育室制度からの移行を中心とし、小規模で家庭的な保育を行うB型があります。保育料の設定は各認証保育所が行いますが上限があります。
※認証保育所は認可外保育所に含まれます。